【抗がん剤 体験談】3種類の抗がん剤治療と私が経験した副作用と後遺症
私はこれまでに2回、抗がん剤治療を経験しています。そしておそらく、今後もまた抗がん剤のお世話になる可能性が高いと思っています。まだ私の体内のガンは活動中なのです。
現在(2026年4月)までに私が受けた治療は以下の2つです。
① 2023年5月〜9月:ドセタキセル化学療法(単剤) 3週間ごとに1回、合計6サイクル投与
② 2025年8月〜12月:カルボプラチン+カバジタキセル化学療法(2剤併用) 3週間ごとに1回、合計6サイクル投与
抗がん剤は、投与の前後で必ず医師の診察があり、副作用の強さを見極めながら次回の量を決めていきます。「量を増やせば副作用が強くなり、時には後遺症が残る。かといって十分な量を投与しないと効果が得られない」という、非常にシビアなバランスの上に成り立っていると説明を受けました。
実際、私が経験した副作用は、2023年(単剤)と2025年(2剤併用)で異なる部分が多くありました。
今回は、私を苦しめた**「副作用のつらかった順」**に、当時の状況を振り返ってみたいと思います。これから治療を受ける方、現在闘病中の方の参考になれば幸いです。
第1位:異常な倦怠感(だるさ)
2023年の場合: 「だるい+体が異常に重い」という、形容しがたい不快感。これまでの人生で感じたことのない耐えられないつらさでした。
2025年の場合: 2023年をはるかに超える強烈なだるさに襲われました。4サイクル目あたりで「もうやめたい」と何度も断念を考えたほどです。知人たちが途中で抗がん剤をリタイアした理由が、身をもって理解できました。
第2位:全身の痛み(特に膝から下)
2023年の場合: 痛み止めもほとんど効かず、投与終了後も3ヶ月ほど続きました。特に夜間、膝下の痛みで眠れないのが最もつらかったです。
2025年の場合: さらに痛みが悪化し、まるで拷問を受けているかのようでした。倦怠感と並び、治療を断念しようと悩んだ原因です。
第3位:下痢と便秘の無限ループ
2023年の場合: 激しい下痢と、数日にわたる便秘が不規則に繰り返されます。1日20回もトイレに駆け込む日もあり、私のお尻(水戸黄門様)は閻魔様のごとく怒り狂っていました。かと思えば、3〜4日便が出ずにお腹が張って激痛に苦しむことも。いつどちらが来るか予測できないのが恐怖でした。
2025年の場合: 症状は2023年の時よりもさらに酷く、胃腸も水戸黄門様も常に悲鳴を上げている状態でした。
第4位:不眠症
2023年の場合: 眠れない日は朝6時まで一睡もできず、闘病中の大きなストレスでした。
2025年の場合: さらに悪化し、3日間ほど一睡もできない時もあり、メンタルが崩壊して発狂しそうになりました。逆に、眠れる時はトイレで何度か起きつつも、14時間も寝てしまうなど、極端でした。
第5位:頻尿
2023年の場合: 前立腺がんの影響か、昼夜問わず1時間ごとにトイレへ。爆睡していても尿意で目が覚めるため、不眠症に拍車をかけていました。
2025年の場合: 2023年と同様ですが、さらに頻度が増して酷かったように感じます。
第6位:ホットフラッシュ
両年共通: 気温は全く関係ありません。真冬の氷点下でも、突然体がカッと熱くなり汗が噴き出します。数分経つとスッと元に戻るという不思議な現象です。非常に不快でした。
第7位:脱毛と容姿の変化
2023年の場合: フサフサだった髪はほぼ抜け落ち、脇毛やすね毛など全身ツルツルに。体毛がないのは正直楽でしたが、頭髪がないことで一気に老け込みました。子供の友達が遊びに来た際、私を知っているはずのその子に「今日はおじいちゃんが来てるの?」と勘違いされたほどです。
2025年の場合: 不思議なことに、今回は髪が抜けませんでした。使用した抗がん剤の種類の違い、または、私の体との相性だと思われます。
第8位:食欲の低下
2023年の場合: 完全に食欲がなくなり、体重が25kgも落ちてしまいました。
2025年の場合: 不思議と食欲は落ちず、通常通りの食事を続けることができました。
第9位:止まらないゲップ
2023年の場合: 投与開始から3日間くらい、ゲップが止まらず、眠ることもできずにつらかったです。ドンペリドン(吐き気止め)を飲んでようやく収まりました。
2025年の場合: 2023年と同様に最初はゲップが出ましたが、前回ほど酷くはありませんでした。
番外編:吐き気
「抗がん剤=吐き気」というイメージを持つ方が多いと思いますが、実は私はほとんど経験していません。2023年の最初の2日間に若干の気持ち悪さがあった程度で、2025年に至っては全くありませんでした。抗がん剤の種類なのか、それとも私の体と抗がん剤の相性なのかはわかりません。でも、医師には、吐き気で苦しむだろう!と言われましたが、吐き気はほとんどありませんでした。
今回残ってしまった「後遺症」について
2023年の治療後は幸いにも後遺症はありませんでしたが、2025年の治療(2剤併用)では、現在も続く後遺症が起きてしまいました。
それは**「右足の親指の付け根周辺の神経の麻痺(違和感)」**です。 普段は気になりませんが、10分以上歩いたり、足の爪を切ったりする時に、感覚がないような強い違和感を覚えます。日常生活に大きな支障はないものの、担当医には報告済みです。これが一生残るのか、いずれ消えるのかは分からず、2026年4月1日現在もこの違和感と付き合っています。
以上が、私が経験した2回の抗がん剤治療のリアルな副作用と後遺症です。
次回は、この後に行った「放射線治療」の際の苦労と副作用について書いてみたいと思います。

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